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東部アイスランド

アイスランドの南東部にヨーロッパで一番大きな氷河、ヴァトナヨークトルがあります。その付近を旅すると、その自然の大きさに、 いかに人間が小さく、無力なのかと言う事を思い知らされます。この計り知れない自然の大きさと、 氷河や、火山、そして苔が織り成す色合いは、世界各国から色々な分野で撮影に使われています。 ヴァトナヨークトル氷河の麓には、スカフタフェットル国立公園があります。 このスカフタフェットル国立公園は、アイスランドで一番最初に、国立公園に指定されました。
東部アイスランドは、ヴァトナヨークトルだけではありません。
東部アイスランドは、細くて長く先の尖った壮大なフィヨルドが続いています。
この地域はアイスランドで最も古い地帯のひとつで、これらのフィヨルドは、
氷河期に氷河によって削り取られたものです。鋭く尖ったフィヨルドは、
他のフィヨルドとは違った表情をしています。殆どのフィヨルド地区には、現在人は住んでいませんが、
ハイキングをしていると、長い年月を掛けて作り上げられた自然の芸術を堪能する事ができます。
東部フィヨルドを北側、ヘルズ方面に向うと又違った光景を目にします。 太陽があたる保護地域には、植物が多く繁殖しています。Egilsstaðir (エイイルスタジール)は、東部アイスランドの玄関口で、旅行者にとっての、 情報収集の場所です。更に北に行くとまた、起伏に富んだ丘の間を流れる川などを見ることができます。
アイスランド東部のフィヨルドには、多くの入り江があり、19世紀には沢山の漁港ができて、
今でもこれらの漁港は東部フィヨルドに存在しています。これらフィヨルドにある村々は、
特別な魅力があり、毎年各地で行事が多く行われています。東アイスランドにある博物館では、
東アイスランドの歴史を知ることができます。さらにトナカイの、
地球が生み出した大自然の中を楽しげに歩き回っている光景を見ることができます。
(アイスランドのトナカイは、もともとアイスランドに生息したいたのではなく、
1771年から1789年の間にノルウエーから輸入されたトナカイが野生化したものです。)
レイキャヴィークからエイイルスタジールまでは、エアー・アイスランドが就航しています。
東部アイスランド・スポット
Jökulsárlón(ヨークルスアゥルロゥン)

ヨークルスアゥロゥンは、アイスランドで最も大きな氷河湖です。深さは約200メートルで、
アイスランドで2番目に深い湖です。ヴァトナヨークトル、スカフタフェットル国立公園、
ホプンのちょうど中間に位置します。ヨークルスアゥロゥンの近くには、
Fjallsárlón(フャットルスアゥロゥン)と Breiðárlón(ブレイザスアゥロゥン)と言う、
他に2つの氷河湖があります。1975年には、7.9平方キロの大きさであった湖は、
温暖化の影響で氷河が溶けて、今では、約20平方キロの大きさになっていて、
ここでも地球温暖化が問題になっています。逆を返すと氷河がどんどん、溶けているのです。
氷河湖から海までは、約1キロと目と鼻の先あり、氷河湖から流れ出た水が、
ヨークル川となって海に流れ出ています。
海に流れ込んだ所の入り江が徐々に侵食して、ここを渡る橋が壊れた事もあります。


神秘的な青や、緑色をした氷山は、時間が経つのを忘れてしまい、いつまでも見入ってしまいます。 他国の氷山や、氷河を多く見られた方の中には、氷河や、氷山の上は黒く汚れている様子を見て、 がっかりして写真も取らないという人もいると聞きますが、この黒さは実は、 火山の噴火によって舞い上がった火山灰が海岸線まで続く砂原を作り出し、その砂が舞い上がって氷河や 、氷山にくっ付いて黒くなっているのです。正にアイスランドならでは、光景なのです。 これが火山国アイスランドを物語る証拠でもあります。黒い火山灰が付いた氷山を見るのも、一興です。


氷河から流れ落ちた氷は、1000年以上も前に作られた物もあり、
すくい上げてロックでウイスキーを飲むと、1000年以上前の泡の音を聞くことができます。
是非、試してみたいものです。
この大自然が作り出した美しい風景は、コマーシャルや映画撮影でも多く使われています。
ベオウルフ&グレンデル、007のトゥーム・レイダーや、ダイ・アナザー・デイ等が撮影されました。
日本では、グレイのプロモーションビデオで使用されています。
5月から9月の間は、水陸両用のボートにのって、氷河湖を巡る事もできます。
レンタカーを借りて旅をする場合は、レイキャヴィークからリングロード1号をまっすぐ東に進むと
左手に氷河湖が現れます。バスを利用する場合は、レイキャヴィークからホプン行きのバスにのり、
ヨークルスアゥルロゥンに行くことができます。この公共バスは、夏の間毎日運行されています。
Skaftafell National park(スカフタフェットル国立公園)

シンクベトリル国立公園の次に大きな国立公園が、スカフタフェットル国立公園です。 南アイスランドにも属するスカフタフェットル国立公園は、およそ1,600平方キロです。 この国立公園は、色々な色のコントラストをした、様々な顔を持った場所でとても魅力的です。 ヨーローッパ最大の氷河(ヴァトナヨークトル)があり、静かに佇む氷山や真青な氷河湖、 人を寄せ付けない氷河の割れ目や、鋭く尖った岩や、渓谷、氷河の中にできたトンネル、カバノキ林や、滝、 そして野鳥や植物など、地球上の壮大な自然を作り上げています。 この国立公園は、アイスランド人のみならず、外国人旅行者も多く訪れます。その理由は、 ヨーロッパで一番大きな氷河、ヴァトナヨークトルがある事と、南の中では、 日照時間が最も多く、Öræfajökull(エーライヴァヨークトル)によって風や雨が遮られ、 とても過ごし易い気候であることがあげらるでしょう。 黒い滝を意味するSvartifoss(スヴァルティフォス)は、円柱状に固まった玄武岩が幾何学的に並んでいて、 まるで、自然界にある劇場といった様相をしています。 スカフタフェットル国立公園では最も象徴的な滝です。

国立公園内は、自然保護の為、トレッキングや、ハイキングには、いくつかの規側があります。
公園も主要な場所、特にスカフタフェルズヘイジの湿地帯では、壊れ易い植物達を守る為に、
決められたルートを通らなければなりません。氷河を登る時は、登録されているガイドを伴ったり、
登山用の十分な用具を持って行って下さい。時としてアイスランド自然は大きく危険です。
Vatnajökull(ヴァトナヨークトル)

ヨーロッパで一番大きな氷河、ヴァトナ氷河は、総面積が8,200平方キロで、東京、埼玉、
神奈川県を合わせたほどの面積になります。一番厚い氷河は、1,000メートルで、
平均して400から500メートルあります。総氷河の量は、3,300立方キロにのぼります。
氷河は、海抜約600から800メートルの高地の上にあります。最も大きな火山の上にある氷河は、
Öræfajökull (エーライヴァヨークトル)(2,111 m), Bárðarbunga(バゥルザルブンガ)(2,020 m) 、
そして Grimsvotn(グリームスヴァトン)です。
特にグームスヴァトンは、1996年6月10日に大噴火を起こし、氷河が溶けて内部に大量の水が溜まり、
11月5日に、その水が噴出してスキェイザルアゥルサンドゥル砂原まで、流れ込みました。
大きな氷河の塊も一緒に流れ出た濁流は、376メートルの橋や、900メートルの橋の殆どを破壊し
20キロに及ぶロードリング1号と23棟の鉄塔を全て破壊しました。
その被害額は、1,400万米ドルにも及びました。
しかし、死傷者は1人も出ず、近くの町に洪水が及ぶ事はありませんでした。
この凄まじい洪水の様子を空撮したビデオをスカフタフェットルのビジターセンターで観る事ができます。
この火山は、2年後の1998年にも噴火をしています。
このスキェイザルアゥルサンドゥルの入り口にヌープススタズルに小さな教会が12世紀から残されています。
現在はこの教会に2家族が住んでいます。この教会は、氷河の麓にあるにも拘わらず、この家だけは噴火や、
洪水の被害から逃れてきました。家の直ぐ後ろにある岩がこの教会を守ったのです。
この建物は指定保護家屋に指定されています。

ヴァトナヨークトルでは、4輪駆動車での氷河クルーズや、スノーモービル、
トレッキングなどが楽しめます。毎年5月から9月の間は、各エクスカーションツアーが出ていますので
、是非参加してみて下さい。レイキャヴィークから日帰りツアーも出ていますが、
往復で約9時間掛かりますので、ホプンまたは
キルキュバイヤルクロイストウルで宿泊されることをお薦めします。


Höfn(ホプン)


ヴァトナヨークトルの南東、レイキャヴィークから飛行機で約1時間の所にホプンという
漁業で栄えた町があります。2004年の人口は、1,783人。この町を拠点にして、ヴァトナヨークトルや、
ヨークルスゥアゥルロゥンのツアーに出かける旅行客が多く、
夏場は外国からの旅行客で賑わっています。
この町では手長エビ(ラングスティーン)が特産物として知られています。
毎年6月の終わりから7月の初にかけて「ロブスター祭り」が開かれ、
普段高いエビをこの日は安く食べることができます。街中は、踊りや音楽で大いに盛り上がります。


レイキャヴィークからは、以前はエアーアイスランドがホプンまで就航していましたが、
現在は、国内線のイーグルエアーが就航しています。
町には3スターホテルのホテルホプンがあります。
Borgarfjörður(ボルガルフィヨルズル)


アイスランドの北東にある、ボルガルフィヨルズは小さなフィヨルドが海に面しています。
幅4キロ、奥行きが5キロの湾は、アイスランドでも最もふるい湾のひとつで、
アイスランドで2番目に大きな流紋岩がある事で有名です。ここのユニークな地質によって、
作り出された水晶や鉱石もこの町を有名にしました。しかし、この町の石を持ち帰る事は、
その石の持ち主の特別な許可がなければ、許されておりません。
フィヨルドの麓には、Bakkagerði(バッカゲルジ)と言う町があり、
漁業を中心に約100人のアイスランド人が住んでいます。
Breiðdalsvík(ブレイズダルスヴィーク)
ブレイズダールは、東アイスランドで一番大きな渓谷で、
この近くのフィヨルドの中では一番質の良い農耕地があります。
高さ1,100から1,200メーターの山々に囲まれています。
ブレイズダルスヴィークは、湾の名前でもありますが、町の名前として使われています。
Djúpivogur(デューピヴォーグル)
ディープヴォーグルは、ブーランズネス半島、ベールフィヨルズルに位置しています。
この町は、1589年以来、貿易で栄えてきました。この自然の豊富な湾は、
19世紀まで東アイスランドで一番大きな漁港でした。
ここは、野鳥や自然鑑賞ツアーで知られているパペイ島のツアーの拠点にもなっています。
Egilsstaðir(エイイルスタージル)

エイイルスタジールは1947年に国から町として認められた一番新しい町です。 この町は、東アイスランドで、貿易とサービス業によって発展してきました。その結果、 エイイルスタジールは小売とサービス業で中心地となり、多くの技術会社や、 金融機関がこの町に支店を置くようになりました。
エイイルスタジールは、東アイスランドの商業や、金融業の中心であるばかりでなく、 交通手段でも東アイスランドの中心になっています。

特に、エイイルスタジールにある空港は、各アイスランドをつなぐ大きな役目を担っています。 最近では、当空港からの便数が増え国内線だけでなく、国際線も就航しています。 公共バスも各町から町に運行していて、一年を通して北のアークレイリからエイイルスタジールに 運行しています。ヨーロッパ地区を繋ぐフェリーが、セイジスフィヨルズルに寄港するので、 多くの旅人がエイイルスタジールを経由して、各アイスランドを旅します。
Eskifjördur(エスキフィヨルズル)
エスキフィヨルズルは、レイダールフィヨルズルの入り江にある、
エスキフィヨルズルの入り江にある町です。この町は、1786年に公に認められた商業地区になり、
1798年以降は商業中心地区になりました。
1816年には、海上貿易の博物館としてGamlabúðが建築されました。
ここには、スパー(へげ石)で世界的に有名な場所でもあります。
Fáskrúðsfjörður(ファースクルフィヨルズル)
ファースクルフィヨルズルは、オイストフィルズルの中心にある町で、
その名前はスクルーズルと言うフィヨルドから由来しています。
この町は多くの鳥が生息していて、中でも“パフィンの洞窟”は、世界的にも有名です。
この町は、別にブージルとも呼ばれていて、15キロにも及ぶ長いフィヨルドの真ん中にあります。
ブージルは、フランスの漁師達の中心地でありました。ブージルとファースクルフィヨルズルは、
フランスの文化遺産としても有名で、フランスの姉妹都市グラヴリヌと、とても良い関係にあります。
ここにある、フランス博物館は、一見の価値があります。
Reyðarfjörður(レイザルフィヨルズル)
レイザルフィヨルズル・フィヨルドは、東のフィヨルドの中で一番大きなフィヨルドです。
レイザルフィヨルズル周辺を探索するには最も適した場所です。この町には、必要な施設が整っていて、
さらにはとても魅力的で、美しい風景が多くあります。一方には岩でできた峰が連なり、
また一方では、緑の豊富な丘が見えて、ハイキングをしている人達を魅了します。
町には、第二次世界大戦の博物館があります。
多くの英国軍がこのレイザルフィヨルズルに長い間駐留していました。
この博物館では、アイスランドの歴史を色々な角度から知ることができます。
Seyðisfjörður(セイジスフィヨルズル)
セイジルフィヨルズルは、貝殻の中の真珠のように例えられます。
壮大な滝や、雪をかぶった山々からなる17キロのフィヨルドが続いています。ここをドライブしていると、
まるで、シロハヤブサが急降下するような錯覚に陥るほどエキサイティングな所です。
ここには、19世紀から20世紀にノルウエーの木々を使って建てられた色鮮やかな家々が建ち並び、
多くの技術家や音楽家が保養所として訪れてきます。
毎週、ヨーロッパから、フェリーが到着します。
Stöovarfjörður(ストーズヴァフィヨルズル)
この町の名前は、フィヨルドの名前と同じ名前で呼ばれています。
町の産業は、基本的に漁業、アルミ缶、旅行業、芸術です。
回りは、とても壮大な山々で囲まれていて、フィヨルドから海に流れ落ちる川などは、自然愛好家には、
とても魅力的な場所です。ここには、自然なとても独特な石が沢山あります。これらの石は、
ペトル・スヴァインスドッティル氏によって収集され博物館のようになっており、販売もされております。
それらの石はとても美しく旅行客にも大変人気です。
あまりの人気ぶりで、入場料も取るようになりました。
Vopnafjorður(ヴォップナフィヨルズル)
ヴォップナフィヨルズルは、2つの岬に分かれています。
1つがDigranes(ディクラネース)でもう1つが、Kollumuli(コトルムーリ)です。
フィヨルドは、2つの大きな岬に突き出しています。1つがBakkafloi(バッカフロゥイ)で北側に、
もう1つが、Heraðsfloi(ヘラズスロイ)が南側にあります。
町は、2つに分かれ、Nypsfjordur(ニープスフィヨルズル)が北側にあり、
ヴォップナフィヨルズルが南側に位置します。南のフィヨルドにある、クロッサヴィークフィヨルズルは、
一番突き出たフィヨルドで、高さ1,079メートルあります。
ヴォップナフィヨルズルにある博物館では、1875年のアスキャ山の大噴火では多くの物を失い、
そして多くのアイスランド人がアメリカや、カナダに渡った記録が残されています。
この山道は、急勾配がおおくジグザグになっており、とてもエキサイティングなドライブが楽しめます。

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