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温泉
アイスランドは北米プレートとユーラシアプレートの裂け目に形成された島で、誕生から千六百年から二千万年と地質が若い為、地殻が薄く、国内のあちこちに温泉が湧き出ています。数え切れない温泉と800以上の源泉があります。車で旅をしていると、至るところで白い煙を目にし、近寄ると硫黄の匂いがしてきます。
アイスランド人と温泉は切っても切れない関係にあります。家の暖房は90%以上が湧き出る温泉を利用しています。町には温泉プールがあり、家族の団欒の場として、又恋人同士のデート場所としてアイスランド人はよくプールに出かけます。
そしてホットポットにつかりながら、会話を楽しみます。会社帰りにプールに寄って疲れを癒す人も多くいます。
実際にプールに行ってみると、泳いでいる人はごく僅かで、多くの人がホットスポットで会話を楽しんでいたり、リラックスしています。
温泉プールは、殆どが屋外にあります。北の国では考えにくいのですが、これには訳があります。外で温泉やプールに入る事によって、室内よりも新鮮な空気を吸う事ができて、心臓や喘息に良いと考えられていて、風邪も引きにくいと言われています。
アイスランド人にとって、温泉プールは、心、身体、精神を癒す場所と考えられています。何処のプールも朝6時30分位から、夜の10時30分位まで営業しています。アイスランド人と知り合いたければ、是非温水プールに行かれては如何でしょうか。
又、アイスランドの気候が寒冷為、
あまり野菜類が育ちません。
そこで地熱をつかった温室栽培を行う事により、アイスランド産のトマトや胡瓜を栽培しています。以前は、バナナも栽培しており、世界最北のバナナなどと、言われておりました。このように、アイスランド人と温泉は、切っても切れない関係にあるのです。と、言うよりも、アイスランド人は自然の恵みを有意義に活用しているのです。に流れこんだりしていて、日本人には、もったいなく感じるものです。
Blue Lagoon(ブルーラグーン)
アイスランドで最も有名でユニークな温泉は、
何と言ってもBlue Lagoon(ブルーラグーン)でしょう。
レイキャヴィークの町から約47km、ケフラヴィーク国際空港からは約22kmの所にあります。
レイキャヴィークの町から車で約40分、ケフラヴィーク国際空港からは車で約15分の所に位置します。ブルーラグーンは、1976年に地熱発電所で使われる温泉を再利用しようと言う目的で研究が始まりました。
約2000mの地下から掘りあげた約243度の温泉は、約17,000人の人々の温水暖房に使われ、約45,000人の人々に電気を配給しています。ブルーラグーンは、地熱発電で利用した温泉を再利用して作られたまさにエコサイクルな温泉なのです。
この温泉に海水が混ざり、37度から39度の海水温泉を600万リットル溜めて、ブルーラグーンに流します。ブルーラグーンの温泉は40時間毎に全て入れ替えられます。
この海水温泉は、色々な成分が含まれており、特に皮膚疾患に効くといわれています。ブルーラグーンの隣には、ブルーラグーンが経営するホテル兼医療施設があり、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の治療を主に行っています。
主な成分(mg/kg)
| 1 | ケイ素(Si02) | 251 |
|---|---|---|
| 2 | ナトリウム(Na) | 7,643 |
| 3 | カリウム(K) | 1,177 |
| 4 | カルシウム(Ca) | 1,274 |
| 5 | マグネシウム(Mg) | 0.60 |
| 6 | 二酸化炭素(CO2) | 11.4 |
| 7 | 硫酸塩(SO4) | 31.8 |
| 8 | 塩素(CI) | 15,740 |
| 9 | フッ素(F) | 0.18 |
Nature Bath(ネイチャーバス)
アイスランドの温泉は、
ブルーラグーンだけではありません。
先日、旅チャンネル「チャレンジトラベラーズ」で、「世界最北の露天風呂」と言うタイトルでアイスランドの北部にある、ネイチャーバスが選ばれました。
この温泉は、北極圏から105Kmの距離にあり、アイスランドの北東部のミーヴァトンの傍に位置しています。
ミーヴァートンネイチャーバスは、2,500メートル地下から掘り起こされ、
ミネラル、ケイ酸塩、地熱の微生物を含んだ、とてもユニークな温泉で、肌に良いだけでなく、心を落ち着かせる働きがあります。温度は、38度~41度位で、日本人には、少しぬるく感じますが、温泉から出た後は身体の芯からポカポカになります。
主な成分(mg/kg)
| 1 | カルシウム(Ca) | 1.92 |
|---|---|---|
| 2 | 鉄分(Fe) | 0.0060 |
| 3 | カリウム(K) | 21.3 |
| 4 | マグネシウム(Mg) | 0.364 |
| 5 | ナトリウム(Na) | 144 |
| 6 | 硫黄(S) | 63.6 |
| 7 | ケイ素(Si) | 106 |
| 8 | アルミニュウム(Al) | 0.119 |
| 9 | ヒ素(As) | 0.157 |
| 10 | バリュウム(Ba) | 0.00084 |
| 11 | カドミュウム(Cd) | 0.000004 |
| 12 | コバルト(Co) | 0.000005 |
| 13 | クロム(Cr) | 0.000033 |
| 14 | 銅(Cu) | 0.000687 |
| 15 | 水銀(Hg) | 0.0000124 |
| 16 | マンガン(Mn) | 0.00147 |
| 17 | モリブデン(Mo) | 0.000499 |
| 18 | ニッケル(Ni) | 0.000239 |
| 19 | 鉛(Pb) | 0.000233 |
| 20 | ストロンチウム(Sr) | 0.0112 |
| 21 | 亜鉛(Zn) | 0.00265 |
ランドマンナロイガル
アイスランドの温泉は、人口的に作られた施設ばかりでは、ありません。
あらゆる所から温泉が湧き出ている為、
川に流れ込んだ温泉の中で入浴を楽しめる場所も沢山あります。その、代表的な温泉が、アイスランドの南に位置する、風光明媚なランドマンナロイガルにある温泉です。川の中には熱い温泉が直接な流れ込んでくるので、場所によっては熱くなったり冷たくなったりします。
流れ込んだ熱い温泉と川の水が合流し、適度な温度になります。ここでもアイスランドの文化を味わうことができます。浅い川なので泳ぐこともなく、座っているだけなので、隣にいるアイスランド人と自然に会話が始まります。ここでも、アイスランド人と知り合う事ができます。
グリョウタギャウ
アイスランド北東にある、ミーヴァトン湖の傍に、グリョウタキャウと言う地球の割れ目、ギャウがあります。ミーヴァトン湖近くのキャンプ場近くには、岩の中に湧き出る温泉があります。
1938年に発見された温泉で、回りが溶岩に自然に覆われた、岩風呂です。以前は入浴もできたのですが、最近の火山噴火により温度が上昇してしまい、現在は50度前後の温度で入浴する事はできません。ここ数年で温度が下がり、入浴ができるようになるのではないかと言われています。
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