
![]()
![]()

社会
年表
825年 |
ディチル(アイルランドの修道士)がアイスランドに着く。 |
874年 |
インゴルブル・アルナルソンが最初の入植者として、アイスランドに定住。 |
930年 |
世界初の民主議会、アルシンギが創設される。 |
982年 |
赤毛のエリック(エリック・トヴァルソン)がグリーンランドを発見する。 |
1000年 |
キリスト教に改宗(オーディンを主神とする多神教に代えて)。 |
1015年 |
裁判所の設立。 |
1096年 |
10分の1税が始まる。 |
1104年 |
ヘクラ火山噴火(ショウルス・アウルダーを破壊する)。 |
1197年 |
ヨゥン・ロフトソン最強指導者死去。 |
1241年 |
スノーリ・ストウルソン死去。 |
1244年 |
Battle of the Gulf。 |
1262年 |
ノルウエーの植民地になる。 |
1362年 |
エーライヴァ・ヨークトルで噴火。 |
1380年 |
デンマーク領になる。 |
1402年 |
ペストの蔓延。 |
1412年 |
英国がアイスランド海域で漁業を開始する。 |
1419年 |
アイスランド人、自由貿易を望む。 |
1494年 |
第二ペストの蔓延。 |
1541年 |
スカウル・ホルト司教区がルター派に。 |
1551年 |
ホウラル司教区がルター派に。 |
1602年 |
デンマークがアイスランドとの通商交易を独占。 |
1625年 |
魔女狩りがおきる。 |
1627年 |
数百人のアイスランド人がイスラム教の海賊にさらわれる。 |
1707年 |
鼠蹊(そけい)腺ペストの流行で、人口の4分の1のアイスランド人が死ぬ。 |
1760年 |
アイスランド人が塩漬けにした魚をスペンに輸出開始する。 |
1783年 |
ラキ山の噴火により大飢餓が起きる。 |
1787年 |
デンマークの独占通商交易が終わり、自由通商交易が始まる。 |
1800年 |
アルシンギの解散。 |
1807年 |
ナポレオン戦争。 |
1811年 |
ヨゥン・シグルズソン誕生。 |
1855年 |
完全自由貿易の開始。 |
1874年 |
デンマーク王が来氷し、アイスランド憲法を認める。 |
1875年 |
アスキャ山が噴火。 |
1879年 |
ヨゥン・シグルズソン死去。 |
1880年 |
寒冷化が進み、多くのアイスランド人が移民する。 |
1911年 |
アイスランド大学設立 |
1915年 |
国民投票が行われる。 |
1916年 |
社会民主党、進歩等が発足。 |
1918年 |
主権国になる(デンマーク王は引き続き、国王として君臨)。 |
1929年 |
アイスランド独立党が発足する。 |
1930年 |
共産党発足。アイスランドラジオが放送を開始する。 |
1940年 |
英国軍に支配される。 |
1941年 |
米軍が防衛を肩代わりする。 |
1944年 |
アイスランド共和国として独立する。 |
1946年 |
ケフラヴィーク同盟 |
1949年 |
NATOに加盟する。 |
1951年 |
米軍がケフラヴィークに駐屯。 |
1952年 |
漁業権が4マイルに伸びる。 |
1958年 |
漁業権が12マイルに伸びる。 |
1963年 |
スルトエイ噴火 |
1966年 |
アイスランドテレビが放映を開始する。 |
1970年 |
EFTA(European Free Trade Association)に加盟する。 |
1972年 |
漁業権が50マイルに伸びる。 |
1973年 |
ウエストマン諸島が噴火する。 |
1975年 |
漁業権が200マイルに伸びる。 |
1980年 |
初の女性大統領、ヴィグディス・フィンボガドッティル誕生する。 |
1988年 |
米ソ首脳会談(レーガン・ゴルバチョフ会談)が行われる。 |
1994年 |
EEA(European Economic Area)に加盟する。 |
2006年 |
米軍撤退する(米軍駐留55年に終止符)。 |
2008年 |
経済破綻 |
2009年 |
ヨハンナ・シグルザール・ドッティルが首相に就任する。 |
宗教
プロテスタント(福音ルーテル派)国民の約92.6%
医療/福祉
2000年にできた新しい法律によると、出産・育児休暇は、母親、父親ともそれぞれ3ヶ月の産休が取得できます。更にもう3ヶ月は、どちらが取得してもよく、各家庭で選択できます。1家庭で合計9ヶ月の産休を取得できます。
アイスランドでは、共稼ぎの家庭が多く、又男女平等と言う観点から、更には父親と母親が平等に子供と一緒にいられるように配慮され、このような法律が設けられたのでしょう。
出産休暇中には、給与の80パーセントが支給されます。
両親が学生の場合は、月にISK100,000位が9ヶ月間支給されます。
この為、アイスランドの殆どの男性が出産・育児休暇を取得し、
2004年には、89.7%の父親が出産・育児休暇をとりました。
出産までの定期健診は勿論無料です。出産後の親子の検診も無料です。
アイスランドでは、定年退職は一般的に67歳です。
退職後は、健康が許す限り自宅で過ごしますが、ケアが必要な場合は、ケア・センターでの生活が保証されています。
健康
アイスランド人の平均寿命は、日本人の平均寿命と毎年競い合う位、
世界でもトップクラスに位置します。2007年の世界の平均寿命を見てみると、
アイスランドの女性の寿命は82.9歳で世界11位ですが、男性は79.4歳で世界1位です。
はっきりした理由はありませんが、アイスランド人の寿命の長い理由に、
アイスランドの澄み切った空気を吸い、PH8.6のアルカリ性天然水を飲み、
日本と同様に魚介類をよく食べ、肝油なども常食し、ストレスが少ない事が長寿の秘訣ではないかと言われています。
又、アイスランド産の肝油も、現在では、日本で入手できるようになりました。
世界の平均寿命上位10位(2009年世界人口白書より)
- 1位:日本(86.5歳)
- 2位:香港(85.3歳)
- 3位:フランス(84.9歳)
- 4位:スイス(84.3歳)
- 5位:イタリア(84.3歳)
- 6位:スペイン(84.3歳)
- 7位:オーストラリア(84.0歳)
- 8位:アイスランド(83.5歳)
- 9位:スウェーデン(83.2歳)
- 10位:フィンランド(83.2歳)
- 1位:アイスランド(80.4歳)
- 2位:香港(79.6歳)
- 3位:スイス(79.6歳)
- 4位:オーストラリア(79.4歳)
- 5位:日本(79.4歳)
- 6位:スウェーデン(79.0歳)
- 7位:イスラエル(78.8歳)
- 8位:ノルウェー(78.7歳)
- 9位:カナダ(78.6歳)
- 10位:ニュージーランド(78.5歳)
教育
アイスランドの教育は、小学校から大学まで基本的には無料です。
現在の教育形態は1974年に施行されました。
義務教育は6歳から15歳までで、
それ以降は、高等教育、専門教育、職業教育などへの進学の道があり4年間の一般高等教育を修了すると、大学に進む事ができます。
アイスランドは人口32万人の国なので、獣医学、宇宙航空学、犯罪心理学などアイスランド国内だけでは勉強できない科目があります。
アイスランド国内で学べない学問を専攻する学生は、海外留学し、
海外で最先端の知識、技能を身につけた後、
アイスランドへ戻り、アイスランド社会で活躍します。
社会人になった後、学生に戻り勉強する人も多くいます。
学校は週休2日制で、土曜日と日曜日が休みです。
3ヶ月に及ぶ夏休(6~8月)に加え、冬休みとイースター休暇があります。
給食制度はなく、お弁当を持参する学生が殆どです。
又、日本では、4月から翌年の3月生まれの子供が同じ学年に通いますが、
アイスランドの場合は、1月から12月生まれの子供達が同じ学年に通います。
- 保育園(1歳~5歳)
- 初等及び低中等教育(6歳~15歳)※義務教育
- 高中等教育(16歳~19歳)
- 大学(20歳~23歳)
食
アイスランド人は、古くから多くの魚を食べます。
白身のタラや、サーモンやエビなどを食べます。
主食はジャガイモです。勿論ラムも好んで食べます。
クリスマスや、復活祭では羊の肉を食べ、
その他にも牛肉や豚肉がふるまわれます。
また、クリスマスには、雷鳥を丸焼きにして食べたりもします。アイスランドでは、一定の期間、雷鳥を狩猟しても良い事になっています。
家庭ではクッキーなどもよく作られます。
アイスランドは気温が低い為、お米は栽培できません。
従ってジャガイモが主食になります。
又、ヴァイキング時代から船に乗ることが多かったアイスランド人は、日持ちのする魚、サメの燻製や、ドライフィッシュなども好んで食べます。
文学・音楽・芸術
アイスランドの文学で第一に思い出されるのは、やはり、サガやエッダでしょう。
このサガとエッダは、スカンジナビアを含めた諸国の民衆の間で広がった伝承文学で、
ヨーローッパ文学の原点にもなりました。
エッダは、歴史的な英雄をうたい、サガは歴史小説として書かれた物です。
現代のアイスランド人達は、この1000年前に書かれた書物を今も読むことができます。
これは1000年近くアイスランド語が殆ど変わっていないことを意味します。
冬の極夜には、沢山の本を読んだり、チェスをしたり、音楽ん興じたりしている為、
一人当たりの読書量も世界的にかなり多い国民で、チェスも世界的に強い国です。
アイスランドは、文学や芸術が非常に盛んで、
国の規模に対して多くの劇場や、博物館、美術館があります。
そして、多くのコンサートやイベントが開催されています。
昨今は特に音楽活動が活発で、多くの世界的なミュージシャンを輩出しています。
中でもアイスランドの歌姫と言われているBjörk Guðmundsdóttir(ビョーク・グズムンズドッティル)は、世界的に最も有名なシンガー・ソング・ライターです。
グラミー賞に12回、アカデミー賞に1回ノミネートされるなど、数々の賞を受賞しています。
最近では、Sigur Rós(シガー・ロス)なども有名で、
2008年に行われた日本公演では、チケットが直ぐに完売してしまう人気振りでした。
オペラでは、クリスチャン・ヨハンソン、クラシックでは、
ヴラディミール・アシュケナージ(ロシア出身で、アイスランドに帰化)が有名です。
アイスランドは、世界で初めて民主議会が開かれた国であるが故に、
自由を尊びその自由な発想が音楽や、芸術にも現れているのでしょう。
毎年10月に行われているIceland Airwaves Music Festivalでは、
世界各国から大勢の人が集まり、最近では日本でも人気が高まってきています。
歴史的な有名人
1.Ingólfr Arnarson(インゴルヴル・アルトナルソン)
874年にアイスランドに最初に入植した人物
2.Eiríkr Þorvaldsson(Erik the Red/赤毛のエリック):950-1003
グリーンランドを発見し、命名した人物
3.Leifur Eiríksson(レイブル・エイリークソンン):970-1020
赤毛のエイリークの息子で、西暦1000年にグリーンランドにキリストを布教し、
北米大陸を始めに発見した人物。
4.Jón Sigurðsson(ヨーン・シーグルズソン):1811年6月17日-1879年12月7日
アイスランド独立運動を担った中心人物。
現在の独立記念日、6月17日は、彼の誕生日です。
5.Jón Sveinsson(ヨーン・スヴェインソン):1857年11月16日-1944年10月16日
アイスランド北部出身。ドイツでカソリックの牧師となり、
日本にも上智大学の招聘で1年間滞在した事もあります。
童話の作者としても有名で、ノンニとマンニの冒険という物語も日本で出版されています。
6.Halldór Kiljan Laxness(ハルドル・ラクスネス):1902年4月23日-1998年2月8日
20世紀を代表するアイスランドの作家1955年にノーベル賞(文学賞)を受賞しました。
7.Vigdís Finnbogadóttir(ヴィグディス・フィンボガドッティル):1930年4月15日-
世界で、初めて民主的に選ばれた、女性大統領。現在は文化活動に従事しています。
スポーツ
アイスランドで最も古いスポーツに、グリマ(Glima)という競技があります。
グリマは、9世紀にノルウエーや、ケルト系の植民者が持ちこんだスポーツで、レスリングや、相撲に似たスポーツです。ヴァイキング時代に彼らは、戦いで勝利するため、このグリマを訓練し、その技法を身体強化に役立てました。
今でも数は少ないですが、このグリマと言う競技に取り組んでいる者もいます。
アイスランド人の先祖がヴァイキングであったからでしょうか、彼らは好んで「力」や「強さ」を競いあいます。
グリマの他にも、「最強の男大会」(World’s Strongest Man大会)では、世界で最も金メダルを獲得した数が多い国であり、一般のアイスランド人達も、それぞれの力持ちを、事あるごとに自慢し合います。
アイスランドで最もメジャーなスポーツは、なんと言ってもサッカーとハンドボールでしょう。
サッカーは、強豪国がひしめくヨーロッパの中で、なかなか好成績を残す事はできませんが、1998年のフランスで行われたワールドカップ大会で、フランス代表が優勝したわずか1ヶ月後に、
アイスランド代表チームは、フランス代表チームと対戦し、引き分けに持ち込んでいます。
又多くの選手がヨーロッパのクラブチームで活躍しています。
一方ハンドボールはヨーロッパ大会や、ワールドカップ大会で毎回、好成績を残し、2008年の北京オリンピックでは銀メダルを獲得しました。
ハンドボールは、アイスランドで国際レベル的に最も成功しているスポーツであると言ってよいでしょう。
アイスランドでは、人口の割に多くのスポーツに取り組み、アイスランドで行われていないスポーツは殆どありません。
重量挙げや、ボディービルは言うまでも無く、陸上競技や、スキー、水泳なども盛んです。
空手や柔術のクラスもあります。
夏にはレイキャヴィークマラソンなども開催されています。
冬の夜が長いアイスランドでは、チェスやブリッジも盛んに行われており、チェスに関して言えば、10人のグランドマスターを抱えている正にチェス王国なのです。
2004年12月にアイスランドが、元チェスの国際チャンピョン、ボビー・フィッシャー(本名:ロバート・ジェームス・フィッシャー/アメリカ人)に対してアイスランドの市民権を与えた話は有名です。その他、4輪駆動の競技なども多く行われています。
*グリマ:9世紀にノルウーやケルト系の植民者が持ち込んだレスリングや相撲に似たスポーツ
- ルール
- 1.常に立った姿勢で行われる
- 2.相手の腰帯とズボンの足の部分をしっかり握り、離さないこと
- 3.互いの周りを時計周りに回り技を掛け合う
- 4.寝技無し
最強の男大会(World’s Strongest Man)
過去の実績(金の数では世界で一番)
金8/銀4/銅1
(参考:2位アメリカ/3位ポーランド/
4位イギリス/5位フィンランド)
※1994年南アフリカ大会で優勝した、
マグヌス・ヴェル・マグヌソン
(Magnus Ver Magnusson)
サッカー
アイスランドで最も人気のあるスポーツだが、ワールドカップ、オリンピックに参加した事はありません。
- アイスランドサッカー協会設立:1947年
- FIFA加入:1947年
- FIFA世界ランキング:93位(2009年4月8日発表)
有名選手
- グドーニ・ベルグソン(Gudni Bergsson)
- テオドーレ・ビャルナソン(Theodor Bjarnason)
- エイドゥル・グジョンヨセン(Eidur Gudjohnsen)
- ソルドゥル・トッディ・グジョンソン(Thordur Gudjonsson)
- フイクル・インギ・グドナソン(Haukur Ingi Gudnason)
- ブリニャル・グンナルソン(Brynjar Gunnarsson)
- アルナル・グンロイグソン(Arnar Gunnlaugsson)
- イーミル・ハットルフレッドソン(Emil Hallfredsson)
- ヘイダル・ヘルグソン(Heidar Helguson)
- ヘルマン・フレイダルソン(Hermann Hreidarsson)
- イバル・インギマルソン(Ivar Ingimarsson)
- エイヨルフル・スベリッソン(Eyjolfur Sverrisson)
- ビャルニ・ビダルソン(Bjarni Vidarsson)
ハンドボール
ワールドカップ、オリンピックで好成績を残す。
<過去の成績>
有名選手
- Alfreð Gíslason
- Geir Sveinsson
- Guðmundur Hrafnkelsson
- Héðinn Gilsson
- Július Jónasson
- Kristján Arason
- Sigurður Sveinsson
- Valdimar Grímsson
- Bjarki Sigurðsson
- Ólafur Stefánsson
オリンピック
夏季オリンピックは、1912年のストックホルムオリンピックから参加し、その後のアントワープ大会、パリ大会、アムステルダム大会、ロサンゼルス大会まで不参加が続き、
1936年、ベルリンオリンピック以降、全ての大会に参加しています。
一方冬季オリンピックは、第二次世界大戦後の1948年サンモリッツ大会以降、全てのオリンピックに参加しています。
アイスランドは、北極圏に接する国で冬のスポーツが盛んな国のように思われますが、残念ながら冬季オリンピックでメダルを獲得した事はありません。
- 過去の成績
![]()













