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クリスマス

アイスランドでは、クリスマスは1年で最も盛大なイベントです。
アイスランドでは、アドベントと呼ばれるクリスマスの4週間前の日曜日からクリスマスの準備が始まります。家の中をきれいに掃除し、新しい洋服を調達し、ご馳走を買い込み、家の内外をクリスマスデコレーションに飾り立て、クッキーを沢山焼いて準備します。
そして、12月24日のクリスマスイブには家族が集まり、ご馳走を食べ、プレゼント交換をして皆で楽しみます。
そんなアイスランドのクリスマスですが、実はよその国に比べてとても特徴的なことがあります。それは、アイスランドにはサンタクロースが13人もいるということです。
12月12日から、首都レイキャヴィークの湾を挟んだ向かいのエーシャ山よりサンタが一人ずつ降りてきます。12月24日に最後の13人目がやってきて、翌日25日にはまたサンタが一人ずつ山へ帰っていきます。最後の一人が帰るのは1月6日、つまりアイスランドではクリスマスシーズンが終わるのは年明けなのです。
それでは、13人のサンタクロースを一人ずつ紹介してみましょう。
- 1人目は、ステッキャストイル、通称・羊の乳をなめるサンタ。
- 13人のうちで一番最初に山からおりてきます。
- 2人目は、ギャリゴイル、通称・牛小屋のサンタ
- いつもは谷に隠れていて夜になるとミルクの泡を飲みにやってきます。
- 3人目は、ストゥーヴル、通称・オコゲかきのおチビ
- 小さな体で鍋にこびりついたおこげをきれいにとって食べてしまいます。
- 4人目は、スボウルスレイキル、通称・スプーンサンタ。
- 汚れたおたまやしゃもじが大好きないたずら好きです。
- 5人目は、ポッタスレイキル、通称・鍋なめサンタ。
- 汚れたなべをなめるのが大好きなサンタです。
- 6人目は、アスカスレイキル、通称・お椀なめサンタ。
- アイスランドの伝統的な、蓋のついた木製のお椀の中身を盗み食いしにやってきます。
- 7人目は、フルザスケットリル、通称・乱暴なドア閉めサンタ。
- 真夜中みんなが寝静まった頃に、大きな音をたててドアを閉めるいたずら者です。
- 8人目は、スキールガウルム、通称・スキール盗みサンタ。
- アイスランドの伝統的なスキールという乳製品を目当てにやってきます。
- 9人目は、ビューグナクライキル、通称・ソーセージ盗みサンタ。
- 家の天井に隠れていて夜になるとソーセージをとりにこっそりおりてきます。
- 10人目は、グルッガキャイル、通称・盗み見サンタ。
- 夜になると明かりの見える家の外から何かないかと盗み見します。
- 11人目は、ガウッタセーヴル、通称・大きな鼻のサンタ。
- アイスランドの伝統的な薄い揚げパンが大好きな鼻の大きいサンタです。
- 12人目は、キィェトクロークル、通称・大きなかぎ針の肉盗みサンタ。
- 屋根に登って、煙突からおおきなかぎ針で肉を盗みにやってきます。
- そして最後、13人目は、ケルタスニーキル、通称・ろうそく盗みサンタ。
- アイスランドでは元々ろうそくは動物の脂で作られていたので、それを盗んで食べてしまうサンタです。

名前からもわかるように、アイスランドのサンタクロースたちはとてもいたずら好きで、それぞれの名前が指示すような特徴を持っていることで知られています。
New Year

クリスマスが終わると、年末・年始を迎えます。アイスランドでは、年末から年始にかけて町中が大騒ぎいたします。年明けの1月1日は、町のパブは朝の6時まで営業をしている所が殆どです。ニューイヤーズイヴは、アイスランドにとって最大なイベントの一つです。多くの人が集まりお互いに翌年の幸せを祈りあいます。夜空には家々から打ち上げられた花火で彩られ、豪華ショーが始まります。ニューイヤーズイヴは、アイスランド人にとって、とても神聖な日なのです。セレモニーは、夜から始まります。多くの人達が、レイキャヴィークの大聖堂に集まりラジオを聴きます。それから食事が始まり、その後に家族で近くの花火を見に出かけます。

焚き火や爆竹が炊かれ、悪運を追い払います。真夜中には、その悪運が家の玄関から、裏口を通って追い払われ、代わりに幸運が招かれるのです。こうして新年を迎えます。
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