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(2)自然・動物
アイスランドの国旗が意味(青は海、赤は火山、白は氷河)するように、アイスランドに想像を絶する自然があります。時に美しく、時に恐ろしく、時に可愛らしく。まさしく、「地球創生の地」と言ってよいと思います。
1969年に初めて月に到着した、アームストロング船長をはじめとするアポロ11号のメンバーが、1967年に月面歩行の訓練場所として選ばれたのが、アイスランドの北東部にあるアスキャであった事も頷けます。



アイスランドには、ヨーローッパで一番大きな氷河があり、10,000以上の滝や温泉があって、さらには、中央地溝帯の中心へ絶え間なく新しい溶岩が蓄積されて前の溶岩が水平に押しやられ、毎年東西に2~3センチずつ伸びていている、まさに自然の大きさを身を持って経験できる国です。
国立公園
アイスランドは、3つの国立公園があります。
- ①Vatnajökull national park(ヴァトナヨークトル国立公園):

ヨーロッパ最大の氷河。12,000km2の広さで、アイスランドの11%を占めています。 - ②Þingvellir(シンクべトリル国立公園):
アメリカとヨーロッパプレートの中間にあり、930年に民主議会が開かれた場所です。 - ③Snæfellsjökull National Park(スナイフェルスヨークトル氷河):
火山と氷河が神秘的に空想的に関わり合った場所で、山の頂上と海岸や唯一繋がった公園です。
火山
アイスランドには、200を越す火山があります。この200の火山の内、少なくとも30の火山が、9世紀以降に噴火しています。そしてその回数は、150回と記録されております。
アイスランドで一番高い山
- クヴァンナダールスフニュークル(Hvannadalshnjúkur):2119 m
- バゥルザルブンガ(Bárðarbunga): 2000 m
- クヴェルクフィヨットル(Kverkfjöll): 1920 m
- スナイフェットル(Snæfell) :1833 m
- ホーフスヨークトル(Hofsjökull): 1765 m
- ヘルズブレイズ(Herðubreið): 1682 m
氷河
アイスランドには、全部で5つの氷河があります。総面積は10,974平方キロでアイスランドの国土の約11パーセントを占めます。中でもヴァトナヨークトル氷河は、ヨーロッパ最大の氷河で、その大きさは、東京都、神奈川県、埼玉県を併せた面積になります。その大きさには圧倒される物があります。しかし、世界的な温暖化により、氷河が薄くなり、衰退する傾向にあります。
アイスランドで一番大きい氷河

- ヴァトナヨークトル(Vatnajökull): 8300 km2
- ラングヨークトル(Langjökull) :953 km2
- ホフスホークトル(Hofsjökull): 925 km2
- ミールダルスヨークトル(Mýrdalsjökull): 596 km2
- ドランガヨークトル(Drangajökull): 200 km2
滝
アイスランドの滝は、氷河から流れ出ていて、数え切れない滝があります。 デティフォスや、グトルフォスのような大瀑布もあれば、フロインフォッサルや、スヴァルティのように、美しく目ずれしい滝も多くあります。春になると雪解け水で名前も無い滝があちらこちらに流れだします。滝の周りには勿論、柵等ありません。一歩足を踏み外せば、大事故に繋がります。くれぐれも、お気をつけてください。

アイスランドで一番長い滝
- グリムルの滝(Glymur in Botnsá):190 m
- ハウイフォスの滝(Háifoss in Fossá):122 m
- ヘンギフォスの滝(Hengifoss in Hengifossá):110 m
- セリヤランスフォスの滝(Seljalandsfoss in Seljalandsá):65 m
- スコーガフォスの滝(Skógafoss in Skógá):62 m
- デティフォスの滝(Dettifoss in Jökulsá á Fjöllum):44 m
- グトルフォスの滝(Gullfoss in Hvítá ):32 m
湖

アイスランドで一番大きな湖
- ソウリスヴァトン(Þórisvatn): 83 km2
- シンクヴェトラヴァトン(Þingvallavatn): 82 km2
- ログリン(Lögurinn):53 km2
- ミーヴァトン(Mývatn):37 km2
- クヴィタルヴァトン(Hvítárvatn):30 km2
川

アイスランドで一番長い川
- ショウルスァウ(Þjórsá):230 km
- ヨークルスアゥ アゥ フョットリム(Jökulsá á Fjöllum):206 km
- エルフスアゥ/クヴィータ(Ölfusá / Hvítá):185 km
- スキャウルヴァンダフリュゥト(Skjálfandafljót):178 km
- ヨークルスアゥ アゥ ダール(Jökulsá á Dal):150 km
島
アイスランド一番大きな島

- ヘイマエイ島(Heimaey Westmann Islands):13.4 km2
- フリースエイ(Hrísey at Eyjafjörður):8 km2
- ヒョールスエイ(Hjörsey at Faxaflói):5.5 km2
- グリムスエイ(Grímsey):5,3 km2
- フラトエイ(Flatey at Skjálfandaflói):2,8 km2
- マゥルムエイ(Málmey at Skagafjörður):2,4 km2
- パープエイ(Papey East Iceland):2 km2
- ヴィズエイ(Viðey near Reykjavík):1,7 km2
- スルスエイ(Surtsey Westmann Islands):1,6 km2
(3)動物
アイスランドで代表される動物は、馬、羊、パフィン、鯨やアザラシ等があげられます。
馬
アイスランドの馬は1,000年以上も血が混じる事がない純血馬です。見た目は、ずんぐりしていて、ポニーを少し大きくしたような馬です。太くてがっしりした足を持ち、たてがみが長く、とても愛嬌のある目が特徴的です。アイスランド人に対して、「アイスランドポニー」と言うと彼らは必ず、「いや、アイスランドホースだ!!」と言い張ります。プライドの高さがここでも観る事ができます。
さて、アイスランドの馬は、サガ伝説にもよく登場してきます。真の戦士に優れた馬は、欠かす事のできない存在だったのです。その後も自動車が導入されるまでは、移動手段として、重要な役割を果たしていました。現在では、約8万頭の馬がアイスランドに住んでいます。今では、羊を追いかけたり、ホーストレッキングをしたりする時に乗馬をします。


アイスランドの馬の、もう一つの特徴は、走り方にあります。一般には、Walk(並足)、Trot(早足)、Gallop(駈足)の3種類がありますが、アイスランドホースは、これに、Tolt(トルト)、とPace(ペース)が加わります。溶岩台地を走る為に歩様です。この、トルトとペースで走っている間は、騎手の体は殆ど揺れる事がありません。
更に、アイスランドホースは、気質がおとなしく、初めて乗馬をする方でも簡単に乗りこなす事ができます。パフィン(ニシツノメドリ)

別名、空飛ぶピエロと言われているパフィンは、見た目だけではなく、仕草もとても愛嬌があります。白、黄色、黒オレンジ、赤色を持ったこの鳥は、見ていて飽きる事を知りません。このような派手な色を持つのは、5歳くらいの成長で、繁殖期の間だけです。大きさは、30センチ位で、鳩と同じくらいの大きさです。アイスランドには、パフィンの生息地が沢山あります。特に、南のウエストマン諸島は、パフィンの数が世界で一番多いといわれています。パフィンは、4月の末頃から8月末頃に飛来し、アイスランドで子育てをします。アイスランドで育てられた雛は、8月になり夜が暗くなり始めると、巣立ちを始めます。しかし、ウエストマン諸島では、町の明かりに向って若鳥が飛び立ってしまう為、危険が一杯な道路や、縁の下などに数百羽が迷い込み、車にひかれたり、猫に食べられたりします。そこで島の子供たちは、夜にパフィンの若鳥を捕まえて、ダンボールに入れ、翌日にはダンボールを抱えて海に集まり、若鳥を空に放してあげるのです。

一方で、アイスランド人は、パフィンを捕獲して、燻製にして食べたりします。レバーの匂いがしてあまり美味しくありませんが、アイスランド人にとってはこの国に入植してから、よいタンパク源として、昔からパフィンを食べる習慣があります。 近年世界的な温暖化の影響で、アイスランドの海の温度が1度上昇した為、パフィンが好んで食べているイカナゴが減り、パフィンの数が減ってきている現状もあります。
アザラシ

鯨
アイスランドは、ご存知の通り、捕鯨国です。日本と同様に鯨を食べます。勿論、許された範囲内で、余計な鯨を採ることはありません。一方でアイスランドのホエールウオッチングは、ここ10年足らずで旅行客にとって代表するアトラクションの一つになってきました。特に北のフーサヴィークでのホエールウオッチングは、約90パーセント以上の確率で鯨を観る事ができます。マッコウクジラ、キタトックリクジラ、ゴンドウクジラ、ザトウクジラ、ミンククジラ、シロナガスクジラ等を観る事ができます。

「フリーウイリー」で有名になったシャチのケイコは、2歳の時にアイスランドで捕獲され、メキシコの劣悪なプールで長年過ごしました。ケイコはこの最悪な環境の中で痩せ細り、リハビリを兼ねてオレゴンのプールに鋳そうされ、その後、1998年9月に故郷アイスランドに戻り、余生を送ります。しかし、人間の手で飼い慣らされたケイコは、最後まで野生に戻ることはなく、2003年12月13日にノルウエー沖で生涯を閉じました。
羊

アイスランドの地方を旅すると、至る所で羊を目にします。874年にノルディック・ヴァイキングがアイスランドに初めて連れてきた動物の中に羊がいました。アイスランドには現在人口の約2倍、60万頭以上の羊がいます。羊達は夏の間は山々で香草を自由に食べるために、放たれます。特徴としは、尻尾や、羊毛が長く、粗い毛で皮膚に近い層では柔らかくふかふかして防水になっています。
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